技術に裏打ちされた顧客本位の姿勢
鹿児島市の中心部から車で20分ほどの幹線道路沿いにあるセルフカーケア東開。セルフSS併設のボディショップですが、アフターマーケットの最先端の姿を見せてくれるものでした。 まずは何と言っても、スタッフの方々が共有している顧客本位の姿勢。BS部門を任されている徳山眞一さんは「我々は技術によってお客様に満足を届けるサービス業である」と話します。すべての修理箇所に複数の選択肢と価格を提示し、顧客の希望に添った補修を貫いています。その根底にあるのは、どんな補修でもこなせる自社の技量への自信があるからでしょう。技術講習会などにも積極的にスタッフを派遣しています。もちろん、人と車に対する心配りも行き届いており、清潔な工場内にはきびきびと働くスタッフの気持ち良い挨拶が行き交っています。
顧客の安心を生む柔らかな店づくり
入庫誘導という面でもここまで進んでいるのかと驚かされました。すべてのお客様が最初にコンタクトするフロントは愛らしい笑顔の女性。フロントウーマンの佐々木琴美さんがすべての見積もりを担当しています。また、ネットを最大限に活用し、現在の入庫の7割前後がWebサイトからの申し込みであり、その中の半数以上が顧客自らが修理箇所の画像を送信してくるので、写真見積もりもこなします。「私たち自身もここまでネット利用が多いとは予想していませんでしたが、1〜2時間はかかる遠方のお客様も多くなり、ネットによって商圏が広がりました。」女性層も大変多いのですが、安心できるあたたかな雰囲気を持つ佐々木さんが入庫促進の一助となっていることは否めません。
共に励んでいくための高い理想
店舗すべてを統括する店長の松山裕二氏は「車の事ならすべてワンストップで済むトータルカーケアとしての価値をさらに高めていきたい」と話します。時代の変化、顧客本位というだけでなく、従業員にも仕事のやり甲斐と誇りを持ってもらうことで、WIN=WINの関係を構築しながら、最終的には自分たちが人として成長しながら、地域になくてはならない存在でありたいと、その高い志を見せてくれました。 確かな技術と、豊かな人間性、そして最先端の思考。すべてを融合させながら、ボディリペアの新しい理想型を完成しつつあります。